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睡眠は体温を上げて
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最近あまり眠れていないという方はいらっしゃいますか。
日本人の睡眠時間は、経済協力開発機構(OECD)加盟国のうち30カ国で最も短い、という調査結果があるのです。特に高齢の方は、昔のように眠れず悩む方も多いのではないでしょうか。
年を取ると早寝早起きになり、眠りも浅くなりがちです。原因は、加齢とともに夜の体温が下がりにくくなるから。日中と夜間の体温の差が小さいほど、睡眠の質が落ちてしまうのです。寝不足が続くと、糖尿病・心筋梗塞や狭心症などのリスクを高める一因にも。
眠りが浅いのも、意外と深い問題なのです。

睡眠の質を高めるために、体温の変化を上手に利用する方法があります。
それは、寝る2~3時間前に程よい有酸素運動や入浴をすること。眠気は体温が下がる際に生じるため、就寝の少し前に体温を一時的に上げると、寝付くまでの体温の下がり幅が大きくなり、眠りにつきやすくなります。
人間の体内時計は24時間より長い周期のため、光で調整しましょう。朝は太陽の光を取り込み、夜は暖色系の照明にすると良い睡眠につながります。