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心筋梗塞や脳梗塞など危険な病気を引き起こす動脈硬化は生活習慣病のひとつで、動脈血管が厚く硬くなって血液の流れが悪くなる疾患です。動脈硬化を引き起こす4大要因とされているのが脂質異常症(高脂血症)・高血圧・糖尿病・タバコです。
このうちで最大の要因は、脂質異常症(高脂血症)ですが、4大要因が組み合わさることで動脈硬化の危険性が急激にアップするのです。

メカニズムとは?

本来健康な動脈血管には弾力があり、血液がスムースに流れるように内壁が滑らかになっているのですが、糖尿病や高血圧、喫煙によって動脈血管の内壁細胞に傷がつくと、そこにLDLコレステロールが入り込んで酸化し、内膜にどんどん溜って厚くなっていきます。こうしてできた血管内壁の塊によって血流が妨げられ、血管が少し収縮しただけで血流が途絶えて心臓や脳に酸素や栄養素が届かなくなってしまうのです。さらにこの塊が破れると血管が詰まり、血流が完全に途絶えてしまうことで心筋梗塞や脳梗塞が起こります。

自覚症状は?

このように命の危険さえある動脈硬化ですが、症状がかなり進行しない限り自覚症状がないため余計に厄介です。自覚症状として起こるのは、手足のしびれや力が入らない、めまいや頭痛といった脳に起こる動脈硬化によるもの、また動悸や息苦しさといった心臓に起こるもの、さらには足の冷えや太ももの裏側・ふくらはぎの痛みといった足に起こるものなどが挙げられますが、これらの症状が見られた時には動脈硬化がかなり進行してしまっている状態です。

予防するには

それで自覚症状はなくても、日頃から動脈硬化を引き起こさないよう予防策を講じるのは賢明なことです。前述の通り動脈硬化の4大要因は脂質異常症(高脂血症)・高血圧・糖尿病・タバコですから、これらの危険因子を避けることが必要で、つまりほとんど生活習慣の改善がそのまま予防策となることが分かります。コレステロールの摂りすぎを避け、カロリー計算をして肥満を避ける、食物繊維や豆類、ビタミンEやβカロチンを積極的に摂る、といった食習慣の改善に加え、適度な有酸素運動の習慣を身に付けることが欠かせません。またこれらに加え、医師の判断で薬物療法がとられることがあります。

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