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インフルエンザ予防の食習慣
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毎年のように風邪やインフルエンザにやられてしまう人がいる一方で、感染性の疾患が流行していてもいつでも元気で病気知らずという人もいますね。これに大きく関係しているのが身体の抵抗力、すなわち免疫力です。免疫力の強さは体質的なものもありますが、生活習慣や食習慣によって向上させることもできます。ここでは、免疫力を上げる栄養素・食品をいくつかご紹介しましょう。

ビタミンA
粘膜は細菌やウイルスといった病原体の侵入を防ぐ粘膜を作る栄養素で、不足すると感染症にかかりやすくなる。レバーやうなぎ、アナゴなどの動物性食品に含まれるものと、モロヘイヤやニンジン、春菊、カボチャなどの植物性食品に含まれるものとがある。

ビタミンB6
タンパク質や脂質の代謝に深くかかわっている栄養素で、免疫グロブリンと呼ばれる抗体の働きを助ける働きも持つ。バナナやイワシ、マグロなどに多く含まれている。

ビタミンC
コラーゲンの合成や、体内の活性酸素の増加を抑える抗酸化作用を持つ栄養素。過剰な活性酸素は身体の老化や免疫力低下を招くため、これを抑えることが免疫力向上につながる。柑橘類などの果物やブロッコリーなどの野菜類に多く含まれている。

ビタミンD
カルシウムやリンの血中濃度を適切に保ち、健康な骨格の形成・維持を担うほか、免疫力の向上にも関係している。サケやサンマ、カレイなどの魚類に多く含まれているが、日光に当たることで体内で合成されるため、極端に日照時間が少ない環境でなければ外部から補給しなくてもよい。

亜鉛
酵素の合成に欠かせない栄養素。脳機能や精神の安定化、肌や毛髪の新陳代謝促進、味覚の正常化、骨の成長・維持など多様な機能を持つほか、免疫にも関与している。カキやウナギ、レバー、チーズなどに多く含まれる。

免疫力を高める食事の基本は、なんと言っても「栄養のバランスがとれていること」です。人の体を維持する為に必要とされている5大栄養素とは、糖質・脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラル。特にビタミンとミネラルは、酵素の働きを活性化させて代謝を促したり、細胞分裂を促進したりといった働きを持つため、免疫力アップは欠かせません。ビタミンやミネラルは体内で合成することができないものが多いため、食品から摂取する必要があるのです。