矯正歯科

歯並びやかみ合わせをよくする矯正歯科で、不適切な治療を受けていた子供が昨年1年間で少なくとも288人いたことが日本臨床矯正歯科医会の調査で分かった。同医会加盟の専門医院に転院相談のあった患者(517人)の半数以上に上り、他院で7年間通院して改善されないケースもあった。初めて調査を実施した同医会は「技術がないのに安易に矯正治療を行う歯科医が増えている」と注意を呼びかけています。

国民生活センターでも歯列矯正を含む18歳以下の歯科治療の相談件数は増加傾向。平成22年度は40件だったが、25年度は70件、26年度は80件に上った。契約に関するトラブルが大半を占め、10年以上受け口の治療を続けた結果、悪化したケースもあった。
現在、歯科医師は多すぎると言われています。

実際、歯科医院の数は全国に約70000件もあり、これは全国のコンビニエンスストアの約1.5倍です。
コンビニより行く機会の少ない歯科医院の数のほうが多いわけですから過剰です。
しかも、毎年2,500人以上歯科医師が増えています。
歯科医師数が増えるということは、その分1歯科医院当たりの患者数が減ることになりますので、
過剰診療・不正請求の増加や、治療の質の低下が懸念されます。
現在歯科医師の5人に1人は年収300万円以下。
歯科医師過剰問題の煽りを受けて、開業後3年目に約30%の新規歯科医院が経営的危機、閉鎖の憂き目にあっているという厳しい現実。
保険診療だけでは生活できない歯科医師が、経験・実績の浅いのにもかかわらず自費診療である矯正治療を導入し、少しでも経営改善になればと思いむりやり手を出してしまっているということです。
ただ、良くない所は潰れ、良い所は生き残っていくというのは他の業界では当たりまえですし、
歯科医院も生き残るためにこれまで以上に考えなければいけない時代になってきたのだと思います。
また患者さんにも、生き残るために良い意味での経営努力をしている歯科医院なのか、
生き残るために手段を選ばない歯科医院なのかを見極める目が必要になってきていると思います。

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